「むすぶ」の鍼灸
身体の持っている力を引き出し
根本から整えていく
これが
私の目指している鍼灸です。
それには
東洋医学の基礎で
はり・きゅうの原点の本
「黄帝内経」
(こうていだいけい)
この本を読んで、応用する
これが必要だと考えています。
当院の鍼灸施術は
ただ痛い所にするのではなく
手足の360以上あるツボを
厳選して
そのツボを刺激して症状を無くす。
そして
根本から変えていく事は
体質改善にもなります。
腰が痛いから、腰だけにはりをする。
膝が痛いから、膝にはりをする。
確かに痛い所にしてもらうと
「してもらった」と言う感じがします。
しかし
これでは本当に良くなったと言えません
なぜでしょうか?
それは
これではただの
対処療法になってしまうからです。
痛みが出ている所が原因の場合もあります
ですが
ほとんどの場合
原因は他の所にあり
そこに鍼灸をしなければ
すぐに症状が戻ってしまいます。
その根本から改善させていくには
身体の「陰」「陽」、「気」「血」「水」
これを整えることです。
身体の
「陰」「陽」のバランスを整え
「気」「血」「水」の循環を良くする
こうする事で
病の根本原因を取り除き
元気な身体に変えていきます。
それには
さまざまな診断方法で症状を見極め
少ないツボで施術する。
使用するのは
主に「手や足のツボ」です。
(肘から先、膝から下のツボを使います)
これこそが、本当のはり・きゅう施術の姿です。
少ないツボで行なうメリットは
身体への負担を少なくし
より確実に効果を出すためです。
よく
「たくさん鍼をした方が効果は良いですか?」
こう質問されます。
答えは、 ノー です。
たくさんしたから効果があるとは限りません。
症状は一人一人違うもので
その方に合った鍼灸をしなければ
全く意味はありません。
本当に必要な所にはりをすれば
少ないツボの方が効果は良い
こんな場合もあります。
その上
原因の場所もハッキリして
身体への負担も少ない 一石三鳥 です。
これが
古典を読み解いた本当の姿の鍼灸で
「むすぶ」の鍼灸です。
しかし
私もまだまだ浅学でありますので
日々精進し、研究を重ねて
「より皆様に毎日を快適に過ごして頂きたい」
その様な思いで日々施術を行っています。